コの字カウンターで、「THE大衆」の雰囲気。東松山のスタイル通り、まず「カシラ」を「味噌だれ」でいただく。旨い。 カシラばかり食べていると、さすがに顎も疲れてくるので、あげ焼も注文。あっさりした味付けと柔らかさが心地よい。カシラと交互交互に食べると、無限に食べ続けていられそうだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/28659

住宅街に馴染みすぎていて、ただの魚屋のようにしか見えないが、実はここ、店内で酒を飲むことができるのだ。 店先に並ぶ魚を「お刺身でもフライでもしますよ」とのことなので、刺身盛り合わせと太刀魚のフライを注文した。 まずはお刺身。切るところからやるということでそれなりの時間はかかるが、美しすぎる見た目にまず目を奪われた。食べてみると、マグロが旨すぎる・・・甘エビが甘すぎる・・・どれを食べても絶品だ。 続いて太刀魚のフライ。淡白すぎずこってりしすぎず、ちょうどいい塩梅の白身がさっくりと揚がっている。そして驚愕のやわらかさ。冗談ではなく、歯がなくても堪能できる。タチウオの濃ゆい味にマヨぽんの酸味が相まってめちゃめちゃ旨いっ！！ （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/28548

角打ちと聞いていたのだが、カウンター席もテーブル席も椅子があり、基本的に座れる酒場だ。飲み物はセルフスタイル。このあたりは角打ちらしい。 寒いので手作りのおでんもそそられるが・・・とても美味しそうだったので、カレーのルーのみをいただくことにした。ママさん特製のカレーは、お酒にも合うように少しスパイシーな味付けだった。具もしっかり入っててうれしい。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/27785

野毛に朝３時から開店する店があると聞いた。「いや誰が行くねんこんな店！！」と思ったものだが、タイミングが合ったので行ってみることに。 中に入ると、いきなり目に入ってくるのが、寿司屋にあるようなネタケース。 壁のメニューも気になるが・・・やはり気になるのはこのネタケース。聞いてみると、「ああ・・・ 言ってくれたら お好きな感じで作りますよ」とのこと。まさに小林薫さんが言ってたセリフのようだ。 僕は無性に汁物が啜りたくなったので、スジコ入りのおにぎりと味噌汁をもらった。おにぎりはご飯の握り具合が絶妙。適度に空気を含んだお米たちが、口の中でほろほろと崩る。塩加減もいい。スジコのしょっぱさとのバランスが堪らない。おにぎりがまだ残っている口に味噌汁を追っかけ、再び潤った口中におにぎりを頬張らせるこのループ。永遠に続けられる・・・。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/28116

女将さんが日本酒を、枡に入れたコップへなみなみと注ぐ。うーむ、秋田の名酒が西成で飲めるのは、なんだか不思議だが嬉しい気分だ。 目の前の大鍋からおでんの甘ぁい香り漏れはじめ、思わず注文する。アツアツでおいしい。 女将さんは「西成は、静かになったわ」と漏らす。だが、このお店のお客さんは皆明るく笑っている。西成、十分元気じゃん。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/27602

大阪、天神橋筋商店街。長さ２・６キロという日本一長いアーケード商店街の中にこの店はある。にぎやかな商店街の様子とは逆に、店内はしっとりと落ち着いた雰囲気だ。 ここの名物は土鍋炊きのご飯。飲みの締めにはTKGがおすすめだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/27501

おそらく地上１００メートル以上はあるであろう、その食堂は完全に崖の上にある。 ここの名物はおでん。玉子、大根、昆布、こんにゃく、竹輪、さつま揚げの『おでん６英雄』がたったの５００円。しかも、一つ一つのネタがでかい！ 大根をかじると、独特の東北うま出汁がじゅんわ～りと口に広がった。テュルテュルと歯ざわりが小気味よいこんにゃく、竹輪とさつま揚げの『練り物隊』の出汁含有率も大根に負けてはなく独特の甘味を醸し出し、東北昆布の磯味濃い目を堪能した後は、ポッコリ玉子をデザート感覚で締める……思わず「うめっけなぁ～」と秋田弁が出てしまった。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/27505

大きな鉄板に、串に刺さったホルモンとキモ・・・「完全にやまきスタイルやーーーん！！」僕は思わず叫んだ。 値段も1本70円とやまきと同じ。まずはホルモンから手に掴んだ。下味をシュませてあるホルモンを・・・タレにジャブジャブと泳がせ食らいつく。旨いっ！！豚の腸の臭みを感じさすまでもない、圧倒的なインパクトのあるこの魔法のタレ・・・香りも強烈だ・・・。 お次はキモ。旨いしデカいっ！！やまきの倍はあろうかというデッカさだ。口の中がタレまみれのレバーでいっぱいのところにビールを流し込む。旨すぎて２本続けてキモをいってしまった・・・。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/27171

アーケード街の一角に構える小さな店。まだ陽が高いのに、暖簾の間からは地元先輩客らの賑わいが覗く。 まずは「味噌カツ。」衣から染み出る赤味噌のラブエキス。口内を満たすほどの肉汁がラブエキスと渾然とし、それを飲み込む惜しさと葛藤するばかりだ。 次に「明宝ハム」。地元では有名なハムで、焼かずに食べてもとてもおいしい。薄ピンクの肉の中には適度な脂玉が混ざり、噛むたびにそれがプリンプリンと小気味よい。しっとりとした味の中に新鮮な肉の甘みがなんとも堪らない。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/27007

J字カウンターが「でん」と構え、反対側にちょいとした立ち呑みテーブルがある。ビールケースで作ったテーブルがいい味出している。 厨房の冷蔵庫には冷奴や明太子などのちょっとしたおツマミが入っているが、せっかくだったら手作りのモノをということで「ハムカツ」を注文した。 うわっ！！デカいっ！！写真じゃわかりづらいがボリューム満点だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/26564

噂には聞いていたがエグい店構えだ。明らかに無理やり補修してあるテント屋根。斜めの無地の暖簾に茶色いシート。っていうかホンマにコレ店なんか・・・？ お酒は置いてないので近所の自販機で購入。外に設えられた座席に座ると、すがれた店内を拝むことができる。安すぎるメニューに驚愕しつつ串カツを注文した。 ７０円だからといって小ぶりではなくしっかりとした串かつ。やや粗めのパン粉に染みるラードの風味が凄い。旨さと安さでどんどん注文したくなる。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/26247

名古屋特有の〝甘い味噌臭〟など微塵もしない。格式高く掲げられた酒造メーカーの印章が浮かぶ豪奢な看板。店内は入り口から店の奥へス──っと伸び、その上には所狭しと〝おばんざい〟が並べられている。料亭のような華やかな佇まいの中にも、どこか大衆的な雰囲気も醸し出している。 まずは「イワシの甘煮」。〝串カツ〟とは真逆の〝ザ・和食〟料理だ。無心でかぶりつくと、コクのある醤油味と新鮮な鰯のウマさが堪能できる。つんもりと載った長ネギは、さっくりとした歯触りと中からトロリと滴るようなネギ汁が、これだけでも〝主役級〟の肴としてイケる。 《赤貝の刺身》の凄艶さも素晴らしい。まるで新鮮な沢庵でもかじっているような最高の歯ごたえ。ぬらぬらと艶めく舌触りに続くさわやかな磯の香りが、また新たな食欲を沸き立たせる。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/26095

まだ時間は１７時すぎと言うのに満席で大盛況な状況・・・。店前で待ってらっしゃる方も何名か居た。 メニューは無駄がなく実に選びやすいラインナップである。とん焼き、串焼き、どて煮という“エース３本柱“が居るにも関わらず、まだおでんとその他の串焼きがあるので、知らぬ間に長時間滞在してしまいそうな危険な酒場だ。 串カツを一つは味噌で、もう一つはソースでいただく事にした。手軽に名古屋の味と関西の味の両方が楽しめるのはうれしい限りだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/23535

すがれた看板の赤と、ヨレヨレの暖簾の薄紺色が堪らない。店内は生活感バキバキの立ち呑みだ。 メニューはニンニクミソ汁をチョイス。ネギと玉子も入っていて美味そうだが・・・一口啜ると、死にかけのキン肉マンでも生き返らんばかりのニンニクのパンチ。衝撃が凄くて一瞬たじろいだが、ついもうひと啜りしたくなるクセになるヤツ。ビールが進む進む汁物だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/25902

明らかに異彩を放つ店名。「うちなーすばやーじぐゎー」５、６回足を運ばないと覚えられないであろう、いかにも沖縄っぽい店名だ。 沖縄のツマミと言えば、やはり「スパム」であろう。そのまま食べてもよし、ゴーヤチャンプルーにしてもよし、おにぎりの具にしてもよし・・・まさに沖縄が生んだ世界に誇る”加工肉“である。 続いては「沖縄そば」。豚の出汁に鰹節が効いてるスープ・・・もっと都内で沖縄そばを食べれる店を増やして欲しいものだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/24254

細い路地に隠れるかのように潜む看板もない店。店頭でお母サマが大きな鍋でおでんを炊いてらっしゃる。 店内は小さなテーブルを囲む様に、５人も座れば満席の狭い空間。薄暗くゴチャゴチャとしており、正直不気味だ。 珍しいネタとしては、今川焼のような「梅焼き」。甘くておいしい。おそらく東京のおでんにはないと思う。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/25728

店前の通りは閑静な住宅街であったが、店の中では数名の先輩方が既に酒と会話を嗜み食らっていた。 店の中はめちゃくちゃ渋い。カウンターは〝元の色〟などまるで想像がつかない使い込まれている。 ここは角打ちではあるのだが料理が素晴らしい。『牡蠣酢』は、九条ネギに紅葉おろしが盛られた上品な仕上がり。まず口に入れると甘味が走り、 続けていやらしくない酢の酸味が口腔に浸透する。シャシャリリと大根おろしとネギの歯触りが絶妙の食感を形成する。最後は喉に残る紅葉おろしの妙辛が、舌と脳を結ぶ神経間で〝今、うまい牡蠣を食べた〟とシナプスが強烈に伝導して記憶へと焼き付けてくれる。 『レバ焼き』は〝さくッ〟と、前歯から音が鳴るような新鮮な歯ごたえの衝撃から始まり、甘辛い醤油の旨味がビタビタに舌と絡むと、ため息さえつくレバの滋味を感じることができるのだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/24693

色褪せた焦げ茶色が中心の店内。薄っすらと漂う鶏を焼く煙と香ばしい匂い。かなり""渋い""店内だ。近くには「鳥清はなれ」という別店舗があるが、こちらは真逆の印象だ。 名物は同じく『若鶏の蒸し焼き』。本店、はなれともさほど変わりはないのだが、調理している機器の年季の違いなのか、〝鶏風味〟がわずかに違うように感じる。パリッとした歯ざわりから鶏油の香味がホンワリと口腔に伝わり、後から滴る大胆かつインパクトのある肉汁が無茶苦茶ウマい。 焼き鳥はあっさり目のタレが〝口直し〟として抜群によかった。それをカリリと仕上げられた焼身が、舌に絶妙かつ絡む。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/24232

店内は広々としており、造りにもこだわりを感じる。本店とは異なり、とても〝綺麗〟なお店だ。 ここの名物は『若鶏の蒸し焼き』。バムリと腿塊にかぶりつくと、パリピと音を立てて皮が破れ、中からじゅんわりとした肉汁が口腔をめぐる。焼いたような、揚げたような、その中間の噛み応えも食欲を掻き立て、このデカさにも関わらずあっという間に骨だけにしたのだ。 続いては『かぶと焼き』。先ほどのものとは違い、どっしりとした肉厚の身にあっさりとした淡味が酒を飲ませる。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/24232

「イラッシャイマセー！」少しカタコトの日本語でママさんが出迎えてくれた。 最初にスペアリブを注文。甘めに味付けされた肉の塊は旨味が凝縮されて、チューハイが進みまくる。 店名にもある手づく餃子は「焼き」、「水」、「蒸し」が選べる。にんにく抑え目のさっぱりとした餃子は、冷凍餃子では味わえない”優しさ”が存分に感じとれた。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/23633