佐喜
酒場ナビ
2021/11/5
アーケード街の一角に構える小さな店。まだ陽が高いのに、暖簾の間からは地元先輩客らの賑わいが覗く。 まずは「味噌カツ。」衣から染み出る赤味噌のラブエキス。口内を満たすほどの肉汁がラブエキスと渾然とし、それを飲み込む惜しさと葛藤するばかりだ。 次に「明宝ハム」。地元では有名なハムで、焼かずに食べてもとてもおいしい。薄ピンクの肉の中には適度な脂玉が混ざり、噛むたびにそれがプリンプリンと小気味よい。しっとりとした味の中に新鮮な肉の甘みがなんとも堪らない。 (2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。) [著者]味論 saka-navi.com/archives/27007
0
0