「セックス・ピストルズ」風の看板とは裏腹に、見渡す限り店員さんもお客さんも、皆”おばちゃん”ばかりだ。 昼のセットメニューは［サラダ・肉豆腐・山芋明太和え・ご飯・味噌汁・鯖の塩焼き］にコーヒーが付いて１２００円という値段設定だった。カラオケ謳い放題もついている。アルコールは一杯700円で別料金だ。普段こういった店に来ないので、この料金設定が高いか安いかは分からないが、おそらく安いのではないだろうか。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/29431

駅から歩いてすぐのところにあるこの立ち飲み屋さん。外観からは到底お店だとは思えない・・ただの家だ・・・。だが、まだオープンから間もない時間帯だというのに“玄関”は人で溢れかえっていた。 店内を観察しながら早速メニューを吟味する。一品料理に関しては５０円と１００円、サッポロ生ビールが３００円って・・・まさに衝撃の値段だ。 ハムスターの餌くらいの量しか出てこんのちゃうか？と思ったが、そんなこともなくサーモンの炙りなどは普通より大きなサイズのサーモンが４枚も入ってて２００円というコスパの高さだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/29046

那覇市松山の歓楽街から少し歩くと・・・いきなり姿を現した赤提灯・・・「おでん」の文字が、これでもかっ！！ってくらい誘惑的だ。 まずは瓶のオリオンビールで乾杯。沖縄の高い気温と普段呑まないオリオンビールがあいまって身体中に染み渡るビールの美味さだった。 “ダシの中で泳ぐ”おでん種たちは、まるで沖縄の綺麗な海で泳ぐ「ジュゴン」や「ウミガメ」のようだ。せっかく沖縄に来たのだから、普段食べる事の出来ないおでんを見た目だけでチョイスした。食べながら、ママさんに答え合わせをすると、上の串２本は「豚のハツ（心臓）串」と「なんかの魚のつみれをイカで挟んだ串」、王道の「玉子」と、なんと「エリンギ」との事だった。 他にも沖縄では定番種の「てびち（豚足）」も絶品だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/29688

まだ時刻は１４時過ぎだというのに、店内は賑わってる様子だ。 場所がら外国人観光客が多いのであろう。壁には多国籍なサインがひしめき合っている。英語のメニューも置いてあった。 オススメは「京風和牛肉豆腐」。昆布からしっかり出汁を取っている、京風っぽい優しい味付けの本格的な肉豆腐だった。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/27736

瓦屋根を冠った趣のある佇まいには、ぼんやりと白熱電球の光が灯り、軒先には〝ここが酒場である〟と知らしめる手描提灯が、なんとも古都らしい酒場を演出している。 店内は〝シン……〟と静寂。決してそれは〝活気がない〟という意味ではなく、『厳か』という言葉が一番近い。 グレの煮付は上品な旨汁がグレのカブト全体にしっかりと染み渡り、脳天、ほほ、かま……各部において完璧な仕上がり。 次に軒先の提灯にあった『鮑腸汁』を注文。これは手打ちの麺の入ったみそ仕立ての汁で、入った麺を鮑の腸の様に見立てたものからだという。リフトアップしてみると、麺を切り忘れたのかと思うほどの麺の長さ。しかし、絶妙な麺の太さと縮れ具合が白味噌とよく絡み合い、啜るほど〝ウマい、もっと啜りたい！〟と思わせるのは、この麺の長さが道理にかなっていると言える。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/28760

結局日本全国、「大衆酒場」、「おでん」、「もつ焼き」の文字が書いてある看板、提灯は裏切らない。 中に入ると、ショーケースの中で串に刺された肉たちが、いまかいまかと出番待ちするのが良く見れる特等席へ案内された。 もつ焼きは１本１８０円～と、もつ焼きにしては決して安くない値段設定ではあるが、ショーケースで待機する串にさされた肉たちは大ぶりで、「値段相当ですが？」と自信満々の様子だ。 適当に何本か注文する。ルックスだけで分かる・・・「絶対うまいやろ」感。食べてみると見た目通りに大変美味しかったです。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/28306

渋い外見のラーメン屋さん。ラーメン屋さんではあるのだが、他のメニューが大変充実している。お酒の種類も豊富だ。 その中から「ミックスフライ定食（９００円）」を注文した。エビフライ２本とイカリングが２個、そしてみんな大好きアジフライも乗って、揚げ物オールスター定食が食欲をそそられる。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/28306

どこを見ても看板などはなく、シャッターというシャッターは閉まっていたが、おそらく入口・・・・・・と思われる引き戸からは光が洩れていた。 中は関西弁の嵐。200dBほどもあろう気焔が店全体を揺らしているようだ。 「お好み出来たでー!!」「ビール追加!? なんぼでもあんでー!!」『キャシィ塚本』そっくりのママが声を張り上げる。この絵に描いたような鉄火肌──下手に声をかけようものなら「アァァアァァァァッ!!」と怒鳴られそうだ。 料理は『筋コン』を頂く。その名の通り、牛筋とコンニャクを炊いたもので甘辛の味付けにコリコリの牛筋、コンニャクのプリプリがとにかく食感を愉しませてくれる、これぞ大阪ならではの味だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/28648

駅から歩いてわずか３０秒という立地。店内はコの字カウンターだけ。いたるところに骨董品というか「いやげ物」のようなガラクタが飾られている。 やきとんを一通り貰ってみる。このあたりのやきとんは赤い味噌だれをつけて食べるのが特色だが・・・この味噌が旨い。甘辛くてこれだけで呑めそうだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/28659

絶滅危惧種の「出汁ソースたこ焼き」を求めて、和田岬へとやってきた。店の名は「淡路屋」。下町に佇む駄菓子屋さんだ。 メニューを見てみると・・・凄い・・・豊富だ・・・。クレープが２０種類ぐらいあり、とりかわギョーザ、焼きビーフン、BLTサンドなんてのまで多種多様。駄菓子屋の粋を超えている・・・。そんなメニューの中から念願の「出汁ソースたこ焼き」（神戸たこ焼き）を注文した。 近くの自販機で缶チューハイを購入して、隣のテーブルスペースで待つ。到着したものはソースたこ焼きにダシ汁のかかった、過去の記憶と寸分変わらないシロモノだ。正直言うたら・・・ そんな旨いモンじゃないけど・・・まぶしかったクソガキの頃の、グルメな思い出だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/30111

西成で呑んでるとやっぱり「かんむりや」の存在が気になって仕方がない。席も空いてる様子だったので早速ライドオンをかます。 店内は良い意味で『カオス』。段ボールに乱暴に書かれたメニューが逆にアーティスティックでカッコいい。 本日おすすめの「ブリ刺し」は、チューブじゃなくて、ちゃんとすりおろしてくれた生姜が嬉しい。生姜とブリの相性抜群で、想像を超えてきた美味さだった。 イカ焼きのタネにはちゃんと山芋をすって入れてくれてる本格仕様でサイズもデカイ。味はお世辞抜きで美味しいのだから、これが１５０円って言うのは、なんだか申し訳ない気分にもなる。 改めて思うのだが、もみさんの料理技術はかなりレベル高い。言い方悪いが、ちゃんとしたキッチンがあればもっと・・・なんて思ったが、「かんむりや」はこれで良いのだ。これが良いのだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/31364

角打ち天国駒ケ林。永井酒店もご多忙にもれずそのスタイル。カウンターにはおツマミが並ぶ。 まずは「イリコ」、要は「煮干し」のことだ。ポン酢かけて食べると、五合は飲めそうだ。 焼きうどんはチビチビとつまめるように、短く切ってある。味付けは薄めだが、卓上のソースで各々お好みの味に仕上げるのがこの店流だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/30067

角打ち天国駒ケ林。その中でもこのお店は地元民に愛されるお店だ。狭い店内では常連さんが何人も呑ってらっしゃる。 寿司屋のようなカウンターケースには様々なお惣菜が入っている。こういったものを摘みながら、地元の人々の話に耳を傾けてみるのも一興だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/30067

酒場というよりはテイクアウト専門のたこ焼き屋さんのような雰囲気だ。ビールは缶ビール。コップはお冷のコップ。なんともユルい。 「そばめし」は神戸のソウルフード。このお店のは見た目よりはあっさりしている。どちらかというと子供のおやつ味だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/30033

外観は良い意味でチープな感じ。メニューには沖縄っぽいメニューも多く並ぶ。ランチセットもあるとのことだったので、王道の宮古そばセットをチョイスする事にした。 宮古そばはカツオベースのスープに低加水の麺が泳ぐ。セットの肉みそご飯ともずくも良い仕事をしてくれている。 辛い物好きなら是非唐辛子を入れてほしい。自家製の島唐辛子を干して砕いたやつなので、普通の唐辛子よりも何倍も辛いぞ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/30922

普段から〝下町〟や〝大衆〟要素の多い酒場へばかり行っていると、時々ふと、『お高め』な酒場へ足を運びたくなる。『鼎（かなえ）』は新宿の老舗酒場でちょっと『お高め』なお店だ。 『海鮮コロッケ』は1100円。一口食べると・・・海だ、海がこのコロッケの中にはある。クリームと共に、魚介のベストメンバーがその海で優雅に泳いでいたのだ。完璧なバランスの味わいである……え、ソースをかけないのかって？ このコロッケを前に、それはただの海洋汚染でしかないのだ。 『なめろう』は1430円。いざ食してみると──やっぱり……やっぱり、ウマいなぁ……!! おそらく包丁での〝たたき方〟が違うのだろう、〝ンねっとり感〟が、そこらの『なめろう』とはまるで違う。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/31286

〝〇〇酒店〟という名前から勝手なイメージで、もう少し渋い外観かなと思っていたのだが、割と……いや、かなりキレイな外観であった。 店に入ると可愛いワンちゃんと美人の店員さんがお出迎え。写真はないが、ここはあえて直接店へ出向いて堪能していただきたい。 そんなこのお店で推しているのがワインだ。『ワインシャワー』なる器具からワインがグラスの中へピューっと放射状に注がれていく。 赤ワインに合わせるならやっぱりお肉。ということで、『クジラの刺身』を注文。滴るように赤いクジラ肉は新鮮極まりなく、赤ワインの味とよく馴染む。白人さん達は紀元前からこんな感じで肉を喰らい、ワインを飲んでいるのかと思うと、少し羨ましい。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/30883

ここは川崎の陸の孤島。薄暗い雰囲気のなかにその焼き肉屋はあった。入ってみると店内はコンクリ床のいわゆる街焼肉。入ってしまうと不気味感など微塵も無い。 メニューはしっかりとした焼肉屋さんのそれ。その中からカルビとハラミを注文。カルビが霜降っいるのは当たり前だが・・・こんなにサシの入ったハラミは見たことない。肉の旨味が口いっぱい、いや体中に、いや髪の毛の先まで伝わってくる。噛みしめるごとに肉汁が溢れすぎて溺死しそうになる。飲み込んだとて旨さが厄介な居候のようにずっと住み着いてやがる。これは・・・旨さの向こう側だ・・・。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/30431

カウンターに小上がりと地域密着感を醸し出す店内。木の育った色が多くて優しさを感じる。 「刺し盛り合わせにしようか？」とお父サマがおっしゃるので注文してみる。うわっ！！めちゃめちゃ旨そうだ。ガツ、小袋、ハツ、タンの四種類。ごま油、からし、ニンニク、生姜、特製味噌と味の選択肢が多い。食べてみるとすべてが旨い。臭みゼロ、旨み１００だ。 レバはさすがに刺しでは頂けないが、焼きなら出してくれる。かつては刺しで出してたのだろう。新鮮で最高だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/33532

創業明治２７年の「堤酒店」が営む角打ち。早速店内へライドオンすると、昼から皆さん立ち呑んでらっしゃる・・・。 メニューは熊本郷土料理から王道の酒場メニューまで・・・もはや角打ちの面影は一切ない。 数ある馬肉料理の中から、「馬すじ煮込み（６００円）」をチョイス。牛すじ煮込みとは微妙に違う馬すじ煮込み・・・どっちが好みか？と聞かれると、どっちも良い。薄めの出汁に柚子胡椒で食べるのがベストマッチだった。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/33542