少し日常から離れたいときにちょうどよい距離である熱海。街を散策した後に寄るのは、大きな窓が特徴的なサンバード。晴れた昼であれば波の光が目に浮かぶくらい海からすぐのところにあって、旅先にいることを感じられる空間です。甘いものが食べたくなって注文したのは、イチゴのパフェとクリームソーダ。パフェはクリームまで淡いイチゴ色で、クリームソーダの淡い緑色とバランスがよく、テーブルの上が一気に華やかに。 ご家族で営んでいるゆえのあたたかい接客や2階へ上がる階段の天井で光る美しい色の3連の灯りも魅力です。 （2013/5/7時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

遠くからでもすぐ分かる薄いピンク色のお城のような外観。空間は大きく2つに分かれていて、それぞれの座席はとてもゆったり。食事メニューと飲み物メニューを合わせるとなんと400種類以上もあるそう。まるでホールケーキのように飾り付けられたフルーツサンドを食べながら一日中ここでぼんやりしていたい。入口に展示されている季節の装飾も必見です。 ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。

下町の雰囲気が残る赤羽にある「プチモンド」は、もともと果物屋でしたが、二代目である関元さんが「好きなのに剥くのが面倒という人に果物を提供したい」という思いから、パーラーを併設させたそう。旬のものを厳選し、お客さんの希望にできるだけ応えたいという思いから、さまざまなパーラーメニューを作れるように、熟練した技術を習得。その中でも特に人気なのが「フルーツサンド」。生クリームは注文が入るたびに泡立てられたもので、果物の美味しさを引き立てるためにあまさは控えめ。小さくカットされた宝石のような７〜８種の果物を一度に味わえるのが魅力です。（2018年・「一度は訪れたい30の名店　純喫茶とあまいもの」誠文堂新光社　に掲載しています。） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。​

「好きなホットケーキの店は？」と聞かれたら、多くの人がこちらを挙げると思われる「ワンモア」。火の扱い方に長けたマスターの福井さんが、おいしくなるようにたっぷりの愛情と時間をかけて丁寧に焼いたホットケーキを一口ほおばれば、足繁くお店に通う人々の気持ちがわかるはずです。（2018年・「一度は訪れたい30の名店　純喫茶とあまいもの」誠文堂新光社　に掲載しています。） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。​

このお店のどこが好きかと問われたら、「全部」と答えざるをえないほど初めての訪問から心奪われています。それから時を経て、何十回訪れても初めてのときめきが薄れないすごさ。マヅラのある大阪駅前ビルには、素敵な飲食店が多数あって、中でもここは珈琲の価格が驚くほど安かったり、広々とした店内中央の席がぐるりと丸いソファシートだったりと、「活きている昭和」を至るところに見ることが出来ます。こちらで、毎日のようにふらりとひと休みが出来る近隣の人たちになってみたいといつも思うのです。 （2008/11/14時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

十条の長い商店街を散策していて、ちょうど喉が渇いた頃に珈琲豆の絵がかわいらしい看板が目に入ったので迷わずに階段を上がりました。 お邪魔したのが閉店間際だったためか、店内はひっそりとしていましたが、マスターはにっこりと笑顔で迎え入れて下さいました。 カウンターを中央に２つの空間に分かれていて、この日は右側へ。入口付近に置かれたランプの傘がかわいらしくほのかに灯ります。 ケーキも丁寧に淹れられた珈琲も美味しかった記憶。とても好きなのが、商店街を見下ろせる席がある純喫茶。次回は、もっと賑やかな時間帯にやってきて、別の景色を眺めたいと思った。 （2009/1/20時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

赤い重たいベロアのカーテンに、控えめな灯り。 整然としていて、無駄のない空間。そこには、日常も併存しています。 少し遅い旅先の朝食にはホットサンドと、サイフォンで淹れられた珈琲を。この贅沢で喜びにあふれた感情を味わうために、これからも何度も何度も純喫茶へ行くのでしょう。 （2008/6/30時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

店内は撮影禁止のため、あの日見た素晴らしい空間の記憶がどんどん薄くなっていってしまうことがかなしいですが、静かに過ごした時間と光珈琲の味を脳内に焼き付けながら楽しんで、忘れてしまったらまた足を運べばよいのでしょう。扉の向こう側には照明が控え目な心地良い空間が広がっていて、無数に吊るされたオイルランプが出迎えてくれます。席を仕切るガラスケースには、素晴らしい珈琲の調度品の数々…。 （2013/5/29時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

まだ寒さが少し残る季節の終わりに久しぶりに宇都宮を訪れて、アダルトな雰囲気の店が立ち並ぶ小道を曲がってみたところ、出会ってしまった最高のお店。鈍く光るガラスのドアに書かれた「純喫茶」の文字とサンバレーの字体。すぐに入ってしまうのが勿体無く、しばらく外からその様子を眺めていたほどです。店内も、決して期待を裏切らない素晴らしい昭和の空気を醸し出していて、少し丸みを帯びた天井、飾られた花、赤い椅子、壁にデザインされた黒いクッションと完璧でした。マダムとの談笑の中で、全国の様々な純喫茶を巡っていることを話すと「素敵な趣味ね」と言って下さいました。。また近いうちにやってくるのでいつまでもお元気で営業を続けて欲しい、という旨を伝えると「そうね」と笑顔を返して下さいました。「またいらしてね」という言葉に笑顔で会釈をして、東京へ戻る駅までの道のりも幸せな気持ちで歩いたのでした。 （2014/6/21時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

扉を開けると、鉄道ファンならずとも思わず声をあげてしまうコレクションの数々。テーブルと椅子は、列車の座席をイメージして作られています。座席横のガラス窓の向こう側には、時間ごとに違う列車が走り抜けるジオラマが広がり、それを眺めながら飲む珈琲は何とも幸せな気持ちです。人気の三色トーストは「信号の色」を模したものだそう。また、珈琲味のチーズケーキも珈琲も美味しいのでおすすめ。お皿に店名と電車のマークのロゴマークが入っているところにもぐっときてしまいます。 （2014/12/5時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

大きなグラスにたっぷり入ったクリームソーダを満喫した後に、マスターからのサービスで日本酒と美味しい肴を頂きました。近隣で働く人たちのために、日替わりの魚定食もあるので近所の人たちを羨ましく思います。 ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。

外観から高まる期待を裏切らず、扉の中の世界も相当に素敵なものでした。まず視界に入ったのは、季節や天候によって表情を変える富士山の写真が一面に飾られた壁と少し色褪せた多数のこけしたち、そしてマダムの柔らかい笑顔でした。 「浮雲」というタイトルがつけられた富士山の写真に目を惹かれ、しばらくそれを眺めていました。本棚にそれを撮った写真家の本が並べられていたので手にとってページをめくってみると、それは今は亡きマダムの旦那さまが出版された写真集だということ。本当に美しい写真たちでした。 入口には小さな橋が架けられていて、池の中には赤い金魚たちがゆらゆら。後で調べたところによると、「お見合い橋」といって、奥の広い席に行く際、ここを通ると成就するというものだったようです。 タマゴサンドと珈琲を食べ終えた頃、マダムがお茶を淹れて下さり、それをいただきながら談笑を。帰り際には、美しい富士山のポストカードまでお土産に頂いた素敵な思い出。 （2012/2/09時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

天井は紺色、椅子やテーブルは白色で統一されていて、目に美しい店内。カウンター席の近くのテーブル席に腰を下ろしてふと見上げると目玉を思わせるモチーフが飾られています。テーブル毎にはトランプを模した絵柄の違う灰皿が置かれているのが印象的でした。 純喫茶のナポリタンには、麺の太さ、ケチャップの量、入っている具など、その店毎の個性があってそれを楽しみながら味わえます。アミーコのナポリタンは、今では珍しくなった太麺で、ケチャップの味がしっかり。具は玉ねぎにピーマン、ハムで想像を超える美味しさにすぐ完食。 一杯ずつ丁寧に淹れてくれた珈琲もとても美味しかったです。 （2014/09/4時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

扉の向こう側は、先ほどまでいた成田山の参道の賑わいが嘘のように落ち着いています。寛いでいる人たちの会話にそっと耳を傾けると、それぞれが天気の良い午後を楽しそうに過ごしていることが分かります。琥珀色に映えるゴージャスなシャンデリアの光がきらきらと揺れて、これからも珈琲と一緒に暮らしていこうと思ったのです。（2012/1/14時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

何度訪れても素晴らしい空間。音楽を愛するマスターは寡黙に見えますが、お話すると粋な空気を纏っているのを感じます。マダムも笑顔がチャーミング。必ず食べたいのは名物のハンバーガーとチキンバスケットに珈琲。野菜がしんなりしないように、と別添えにされたレタスはマスターの気遣いの現れ。熱々のフライドチキンも分厚いハンバーガーも美味しく、コーヒーソーサーに描かれた女性のイラストも可愛らしくて、何もかもにうっとりします。旅先であるという感情も手伝ってか、どこか遠くの国にいるような錯覚をしてしまうのは、壁に掛けられたランプが放つぼんやりとした光と流れている美しい音楽のせいでしょうか。 （2013/4/21時点） ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

その噂は以前から聞いていて、ようやく訪問の機会が訪れて外観を目にしたときは感慨深かったお店。カップ一杯10万円の珈琲は、マイセンの図録にも掲載されている500万円の高級カップで頂けるのです。また、珈琲を味わう前には、マスターの若かりし頃の男前なブロマイドをプレゼントしてくださったり、18歳の頃から書き溜めているという詩を朗読してくださったりと盛りだくさんなイベントで楽しむことができます。 ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。

趣のある街並みにぴったりな一軒家で、その外観は遠くからでも目を惹きます。窓に飾られたステンドグラス、タイルが敷き詰められた床、上階へ繋がる階段、2階の壁に貼られた謎のオブジェ…。ファッション誌の撮影場所として使用されるのも納得のモダンな美しさ。食事メニューも豊富ですが、閉店時間が早いのでお気をつけてお出掛けください。 ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。

「季節の生ジュース　くるみパン」と看板に大きく書いてあるお店。扉の向こう側はどこか現実から解き放たれたような美しい空間で、マスターによる花の絵が描かれた天井やテーブル、数々の絵画や骨董品に彩られています。 豊富なメニューの中でも、一度味わっていただきたいのは注文を受けてから作られる新鮮な「活性生ジュース」。 器用なマスター自家製のふかふかした大きいパンは明日の朝食として自分への手土産にも。 ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。 retrocoffee.blog15.fc2.com/blo...

ナポリタン筆頭に100種類以上のメニューがあって、その中には沖縄料理も。ゴージャスな店内は時間帯問わず使い勝手がよく、いつもたくさんの人たちで賑わっています。このような状況になる前は、驚きの24時間営業でした。 ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。

新宿駅前の喧騒が嘘のように穏やかな空間。次郎長と石松と名付けられた可愛い猫二匹はなんと正社員。棚には漫画や写真集などが多数並んでいるのでひとりで訪れても退屈せずに過ごすことができます。 マスターがいらっしゃる日には「はい、ニャポリタン」と運んできて下さるナポリタンはあっさりしているので、ボリュームがありながらもあっという間に完食してしまう美味しさ。飲み物を注文すると必ず付いてくるバナナとジャイアントコーンも嬉しい。 ※営業状況や最新の情報はお店にご確認ください。