住宅街に馴染みすぎていて、ただの魚屋のようにしか見えないが、実はここ、店内で酒を飲むことができるのだ。 店先に並ぶ魚を「お刺身でもフライでもしますよ」とのことなので、刺身盛り合わせと太刀魚のフライを注文した。 まずはお刺身。切るところからやるということでそれなりの時間はかかるが、美しすぎる見た目にまず目を奪われた。食べてみると、マグロが旨すぎる・・・甘エビが甘すぎる・・・どれを食べても絶品だ。 続いて太刀魚のフライ。淡白すぎずこってりしすぎず、ちょうどいい塩梅の白身がさっくりと揚がっている。そして驚愕のやわらかさ。冗談ではなく、歯がなくても堪能できる。タチウオの濃ゆい味にマヨぽんの酸味が相まってめちゃめちゃ旨いっ！！ （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/28548

角打ちと聞いていたのだが、カウンター席もテーブル席も椅子があり、基本的に座れる酒場だ。飲み物はセルフスタイル。このあたりは角打ちらしい。 寒いので手作りのおでんもそそられるが・・・とても美味しそうだったので、カレーのルーのみをいただくことにした。ママさん特製のカレーは、お酒にも合うように少しスパイシーな味付けだった。具もしっかり入っててうれしい。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/27785

野毛に朝３時から開店する店があると聞いた。「いや誰が行くねんこんな店！！」と思ったものだが、タイミングが合ったので行ってみることに。 中に入ると、いきなり目に入ってくるのが、寿司屋にあるようなネタケース。 壁のメニューも気になるが・・・やはり気になるのはこのネタケース。聞いてみると、「ああ・・・ 言ってくれたら お好きな感じで作りますよ」とのこと。まさに小林薫さんが言ってたセリフのようだ。 僕は無性に汁物が啜りたくなったので、スジコ入りのおにぎりと味噌汁をもらった。おにぎりはご飯の握り具合が絶妙。適度に空気を含んだお米たちが、口の中でほろほろと崩る。塩加減もいい。スジコのしょっぱさとのバランスが堪らない。おにぎりがまだ残っている口に味噌汁を追っかけ、再び潤った口中におにぎりを頬張らせるこのループ。永遠に続けられる・・・。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/28116

女将さんが日本酒を、枡に入れたコップへなみなみと注ぐ。うーむ、秋田の名酒が西成で飲めるのは、なんだか不思議だが嬉しい気分だ。 目の前の大鍋からおでんの甘ぁい香り漏れはじめ、思わず注文する。アツアツでおいしい。 女将さんは「西成は、静かになったわ」と漏らす。だが、このお店のお客さんは皆明るく笑っている。西成、十分元気じゃん。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/27602

大阪、天神橋筋商店街。長さ２・６キロという日本一長いアーケード商店街の中にこの店はある。にぎやかな商店街の様子とは逆に、店内はしっとりと落ち着いた雰囲気だ。 ここの名物は土鍋炊きのご飯。飲みの締めにはTKGがおすすめだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]イカ saka-navi.com/archives/27501

「セックス・ピストルズ」風の看板とは裏腹に、見渡す限り店員さんもお客さんも、皆”おばちゃん”ばかりだ。 昼のセットメニューは［サラダ・肉豆腐・山芋明太和え・ご飯・味噌汁・鯖の塩焼き］にコーヒーが付いて１２００円という値段設定だった。カラオケ謳い放題もついている。アルコールは一杯700円で別料金だ。普段こういった店に来ないので、この料金設定が高いか安いかは分からないが、おそらく安いのではないだろうか。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/29431

駅から歩いてすぐのところにあるこの立ち飲み屋さん。外観からは到底お店だとは思えない・・ただの家だ・・・。だが、まだオープンから間もない時間帯だというのに“玄関”は人で溢れかえっていた。 店内を観察しながら早速メニューを吟味する。一品料理に関しては５０円と１００円、サッポロ生ビールが３００円って・・・まさに衝撃の値段だ。 ハムスターの餌くらいの量しか出てこんのちゃうか？と思ったが、そんなこともなくサーモンの炙りなどは普通より大きなサイズのサーモンが４枚も入ってて２００円というコスパの高さだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/29046

那覇市松山の歓楽街から少し歩くと・・・いきなり姿を現した赤提灯・・・「おでん」の文字が、これでもかっ！！ってくらい誘惑的だ。 まずは瓶のオリオンビールで乾杯。沖縄の高い気温と普段呑まないオリオンビールがあいまって身体中に染み渡るビールの美味さだった。 “ダシの中で泳ぐ”おでん種たちは、まるで沖縄の綺麗な海で泳ぐ「ジュゴン」や「ウミガメ」のようだ。せっかく沖縄に来たのだから、普段食べる事の出来ないおでんを見た目だけでチョイスした。食べながら、ママさんに答え合わせをすると、上の串２本は「豚のハツ（心臓）串」と「なんかの魚のつみれをイカで挟んだ串」、王道の「玉子」と、なんと「エリンギ」との事だった。 他にも沖縄では定番種の「てびち（豚足）」も絶品だ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/29688

まだ時刻は１４時過ぎだというのに、店内は賑わってる様子だ。 場所がら外国人観光客が多いのであろう。壁には多国籍なサインがひしめき合っている。英語のメニューも置いてあった。 オススメは「京風和牛肉豆腐」。昆布からしっかり出汁を取っている、京風っぽい優しい味付けの本格的な肉豆腐だった。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]カリスマジュンヤ saka-navi.com/archives/27736

瓦屋根を冠った趣のある佇まいには、ぼんやりと白熱電球の光が灯り、軒先には〝ここが酒場である〟と知らしめる手描提灯が、なんとも古都らしい酒場を演出している。 店内は〝シン……〟と静寂。決してそれは〝活気がない〟という意味ではなく、『厳か』という言葉が一番近い。 グレの煮付は上品な旨汁がグレのカブト全体にしっかりと染み渡り、脳天、ほほ、かま……各部において完璧な仕上がり。 次に軒先の提灯にあった『鮑腸汁』を注文。これは手打ちの麺の入ったみそ仕立ての汁で、入った麺を鮑の腸の様に見立てたものからだという。リフトアップしてみると、麺を切り忘れたのかと思うほどの麺の長さ。しかし、絶妙な麺の太さと縮れ具合が白味噌とよく絡み合い、啜るほど〝ウマい、もっと啜りたい！〟と思わせるのは、この麺の長さが道理にかなっていると言える。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/28760