飯能川のほとりに崖を背にして建つレストランで、お城というか屋敷というか、ハイリゾートの隠れ家っぽい空気がある特別な雰囲気のレストラン。中東〜地中海料理を取り扱います。しかしそんな一言で片付けられるような簡単な場所ではないのです。「アラビアンプレート」は前菜で組み立てたターリ的なものでとても楽しい。「アラビアンアヒージョ」の唐辛子は辛さより風味を優先している感じで、トマトとパプリカの旨みが染みるキノコアヒージョです。「お魚のビリヤニ」は魚とごはんで、水分量が多いので魚をくずして混ぜていくとビリヤニというよりパエリア的なしっとりした食感。魚の茶漬けや混ぜご飯に近いかもしれない。大切な人と上質な時間を楽しめるレストラン。 hapi3.net/20200807_curry

ドライカレーのカレーがけ「カルカッタ」というメニューの名前が気になり行ってみたくなったお店。結構な広さ、シックな店内。照明は落とし気味で落ち着いていて全体的にセンスがいい。ハンバーグ、ポークカツ、チキンカツ、エビフライなどが乗ったいくつかのバリエーションがあるよう。カレーは結構な量で、ワイルドな外観。ドライカレーはカレーチャーハンと言いたくなる感じで、優しく懐かしい味わいで強い主張がないことがバランスに寄与。カレーソースは欧風の方向かつ洋食店のカレーライスらしさがあり、ちゃんと手のかかった良いカレー。 hapi3.net/20200903_curry

そもそもカシミールの名前があの店ではないところで使われていると興味が湧きます。ここのは大きなポークがゴロリと入っているカシミールカレー。表面には生クリームがさらり。そして粘度が高い。粘度と生クリーム、これだけのことで欧風を表現しているというか、欧風を感じてしまいます。その要素2つだけではなく、クリームがスパイスや味と融合して違うものへと進化しているように感じます。とてもおもしろい。ポークは別煮込みでラーメンのチャーシューブロックから切り出したんじゃないかというロマンを見せてくれる、すごく美味しいやつが入っています。 hapi3.net/20200921_curry

学生時代から通い始めて数十年。あって当たり前、やってて当たり前、やってない日は「ああ、きょうは日曜日か」と曜日の判断までしてしまう。そんな日常にあるべきお店。「カレー付きハンバーグ」がいちおし。マスターがいて、ランチタイムだから奥様もいて、いつも通りの「カレー付きハンバーグ」があって、そういう「いつも通り」に心の平穏を感じます。 hapi3.net/20200522_curry

大好きな場所。大切に思っている喫茶店。 ここだけのために青梅までやってくる価値がある。中央本線の青梅駅の手前にある跨線橋、そのすぐわき、崖の上に喫茶店があります。古い建物で、とても雰囲気がよいのです。 カレーはいつ食べてもおもわず破顔してしまうしあわせな味。甘みはとても自然で大変おいしい。 甘いだけではなくきちんとスパイスが役割を果たし、主張をしてくる面白さもあって、たいしたバランス感覚。ご店主の大傑作と呼びたくなる。 hapi3.net/20200730_curry

東金の国道沿い、ロードサイドにある小さなタイ料理店。グリーンカレー（ゲーンキヤオワーン）がついたガパオ炒めかけごはん（パッカパオラーカオ）のセットです。ゲーンキヤオワーンはバイマックルーの香りの強さと甘味、辛さ、ココナツミルクのまろやかさのバランスが抜群で、完全にクセになるやつです。ナスや鶏胸肉の具材たちは素材の甘みがじわりと引き出されていて大いに感心。たけのこはかなり細切りにしてあってクセもなく。これはいいグリーンカレーだねえ。とてもいい。 hapi3.net/20210207_curry

どっしりした味で、あまり甘すぎの方には振っておらず好バランス。よく煮込まれていてときおり溶けきらなかった玉ねぎが舌にふわりと触るのが良い感じです。 山形に盛られたご飯の上にトッピングが鎮座。オーダーしたのはチーズ&ハニー。頂上にかけられたチーズがとろけて麓方面にたれていて、ちょうど富士山が雪をまとったような風情です。 その山頂の火口、真ん中をへこませて蜂蜜を入れてあるんだよね。うーん、面白い、珍しいトッピング。 食べてみるとこれがなかなか侮れないんですよ。欧風のカレーソースとよく合っていて蜂蜜の甘さで味の幅に変化と広がりが出てとてもおいしい。これはいいなあ。目からウロコでした。 currydesuyo.blog.fc2.com/blog-...

経堂にある新しいタイプのネパール料理のお店。ランチも夜のコースも、いけば必ず打ちのめされる。ネパールの定食と表現されることが多い『ダルバート』は、全体での完成度が高く一つ一つを味わっても隙がないのですが、最後にやってくる体験の総合的な感覚においてすごくまとまりを感じます。規格外という言い方くらいしか思いつかないので、ぜひ行ってみて欲しい。 さらには、初夏くらいのイメージでこの店の２階にスパイスショップが開くとのこと。すごく楽しみです。 hapi3.net/20210629_curry

この錦糸町という場所にあってさえ特異点的存在感は大きなものがある、そんな「アジアカレーハウス」。バングラデシュスタイルのビリヤニは、ぱらりではなくしっとりちょい辛の薄茶色のごはん。マトンがずいぶんたくさん入っていますねえ。もちろん口の中を切りそうな鋭いエッヂの骨つき。それに豆の煮込み汁とチキンカレーがついてきます。チキンカレーもかなりいい。鶏のうまみを目一杯楽しめるシンプルだけど奥深いひと皿。 hapi3.net/20210110_curry

ここのカレーラーメンはカレーではないです。「カレーライス」味に寄せてこない。ラーメンで一時代を築いた店主であるのにラーメン屋のカレー、ラーメンのおまけのカレーではない、ちゃんとしたオリジナリティあるおいしいカレーを作ってそこにカレー屋が隠し芸で作るラーメンではない本物のラーメンもあって、それがどちらにも偏らずにメニューに混在。レギュラーのカレーソースは黒々光る焙煎深いもの。香り良く旨味、酸味甘さがバランス良く混在していて、そこに渾身のラーメンスープが入って完成となる特別なカレーソースです。甘味の印象と深く焙煎された玉ねぎから欧風カレーに近いニュアンスを感じる人もいるかもしれないと感じます。 hapi3.net/20210106_curry

「ビスミッラーパンジャビダバ」という屋号のパキスタン食堂。マトンプラオは、マトンがすごいうまいんです。肉の食感がコーンビーフのように繊維でするっとばらけてあっと驚く舌触り、口当たりなんです。骨に接する部分など（当然骨つきです）美しいピンク色に仕上がっており、震えが走ります。こりゃあお肉、素晴らしい扱いだ。そしてもう一度あっと驚く甘いニンジン。うむ、グラッセというわけか。これがどうにもいいアクセントで破綻がないのがすごいです。全体で言うとちょいと辛めに仕立ててあって食欲がどんどん湧いてくるいい感じのやつです。 hapi3.net/20201215_curry

喫茶店風の店でいい感じに昔風で腰が落ち着く好きな雰囲気です。メニューにはチキン、ポーク、ビーフ、シュリンプなどがラインナップ。焼きカレー、カツカレーなども揃う様子。ビーフカレーは甘口、辛口、そういう言い方よりも旨口という言い方をしたくなる味わいの、やさしくおいしいカレーライス。しゃばしゃばととろとろのあいだにある、ふるふるとでも言えそうな粘度と食感。玉ねぎ焙煎とビーフの旨味がカレーソースに濃厚に溶け出していて、舌をがっちりと掴んで離さない力強さと優しさがあります。ビーフカレーは舌で体感する辛さははそれほど強くなくて、旨みの上に辛さが少し乗っている感じ。大変においしい。 hapi3.net/20210726_curry

西千葉駅のそば、線路沿いに小さなカウンターだけのカレー専門店、「マボロシカレー」。懐かしきカレースタンドの雰囲気も感じられる、しかし新しめの店。「チキンカツカレー」はカレーソースはあまから系ジャパニーズカレーライスに着地させています。最後まで飽きずに食べられる良いものだと感じます。チキンカツをカレーソースにひたさない盛り付けはとても嬉しい、ありがたい。カツ類のためにテーブルにソースが置いてあるのも嬉しいサービスです。 hapi3.net/20210517_curry

「２種盛りのカリー」、カレーは日替わり 新じゃがととうもろこしのクリームカリー、キーマカリーにしました。そこにアチャールたまごを追加してもらって注文。 インド料理をお手本にしながらちゃんと料理をする人のセンスで自分の方に引き寄せている、好感持てる味。すごくいい。 新じゃがととうもろこしのクリームカリーは甘くてとろりとしてこれをきらいな人はいないだろう。 キーマカリーも良かったよ。セミドライタイプでホールのマスタードシードが見え隠れするボリューム。 追加してもらったアチャールたまごというのがまたかなり良かった。味玉的なあまからベース味にスパイスという組み合わせ。これはちょっとたまらない。 currydesuyo.blog.fc2.com/blog-...

秋葉原地区のカレー専門店一の古参店。1973年創業。 この日は「日替わりランチプレート」を注文しました。 チキンカレーとトマトカレーのあいがけ。 黒い色のチキンカレーのソースは独特の苦みと旨味、香ばしさでベンガルらしい味わいです。 うむ、いい、いいね。 オリジナリティ高い味はクセになること請け合いです。 トマトカレーはたくさん入った玉ねぎの甘みとトマトはじける爽やか、シンプルな良いお味。 粒黒胡椒が効果的なアクセントで良いね。 ああ、なんか、やっぱりしみじみといいお店です。 今風のイケイケな感じのカレーでは全くないんだけど、オリジナリティというものがちゃんとある。そういうお店は価値があるよね。 currydesuyo.blog.fc2.com/blog-...

外見がなかなか個性的なムスリムレストラン「行徳ビリヤーニーハウス」。「ラクナウー風 ビリヤーニー・セット」はインド、ウッタル・プラデーシュ州都であるラクナウのスタイルで作るビリヤニ。米はふわりと軽く炊き上がり、味の輪郭強く、マトンは旨味たっぷり。しかもライタもじゃぶじゃぶとうつわに一杯で出てきて味変も抜かりなし。多くても食べ切れてしまうのです。骨つきのマトンもごろりごろりとたくさん入って満足感が高いです。ナハーリー、カラーヒー、ハレームにアールーゴビーなど魅力的なメニューも多いです。 hapi3.net/20210414_curry

いいお店です。少し東大島駅から歩くけど、その価値があるよなあ。 ナスカレーは、アーンドラ地方の人気料理。ナッツや柑橘類でアクセントをつけた、野菜の旨味とスパイスの力強さ感じる良カレー。うわこれうまい。辛くしない方向性でこれは好み。大変美味しいです。 それからココナッツを使ったクリーミーな野菜のカレー。野菜をローストして焼き目をつけてあるのが香ばしさと味の厚みを加えることになって好感。タイカレーと味が似ていることはまったくなくて、きちんとインドの味わい。ハーブではなくスパイスが香るのでちゃんとインドカレーのテイストになっています。 currydesuyo.blog.fc2.com/blog-...

小さな小さなカレーのお弁当とアチャールのお店。友人のエリさんがやっているお店です。 この日のカレーは「ゆで卵とチキンのカレー」。これがもう非常に非常においしかったのですよ。 一口含むとおやっ？と思うほど鶏出汁がふわり、じわり効いていて、とても滋味深い。くったりとろりとなった玉ねぎみじんの食感が甘く口ざわりいいです。ゆで卵も良く合っています。 ああ～これ美味しいなあ。 付け合わせは大根葉と三河産小海老のスパイス炒め。 これはちょっとスリランカ的なニュアンスも感じます。エビの美味しいエキスにハッとさせられました。 日本人はどうしても海の物のダシに反応してしまうよねえ。 いいねえ、これ。 currydesuyo.blog.fc2.com/blog-...

店主の名前は松尾貴史さん、オールドファンにはキッチュさんといった方が通りが良い方もいるでしょう。俳優さんです。 カレーは久しぶりの「マハーカツカレー」。 黒いコロモにさらさらカレーソース。これこれ、これがいいんだよ。 さらりとしてきちんとスパイシーなカレーソースはお腹にキツくないし、こういう組み合わせのカツカレーはほとんどありません。 とても好みです。 カツカレーが実は苦手なボクなんですが、町田のアサノとここ般゜若のカツカレーは稀有なお腹にもたれないカツカレーで大賛成のスタイルなのです。 currydesuyo.blog.fc2.com/blog-...

大変美味しくクラシックなスリランカのワンプレートメシを食べられます。チキンカレーは、カレーというより煮込み、おかずの類ですね。カレーソースがじゃぶじゃぶと、という感じではなくペースト状にチキンの周りにくっついている感じ。クローブやスターアニスでしょうか、オリエンタルな香りがいいかんじです。豆カレーは鼻を抜ける豆の香りとココナッツがたまらぬ美味さ。や、大変においしいパリップです。「かぼちゃカレー」はワッタッカー（シンハラ語のカボチャ）です。黒い色に反して甘く、深い味。粘度はかなり高くこれも煮物の類という方がしっくりくるんじゃないでしょうか。モルディブフィッシュの旨味でスプーン止まらず。 hapi3.net/20210223_curry