カムジャタン専門店として非常に歴史が長いが(1989年)、カムジャタン以外の韓国料理も全般的に美味しく、その噂を知り訪れる日本人客が韓流ブーム前から店の前に並びを作ったほど有名なお店。

「バルス!!」前のラピュタかと思わせる、ド迫力の外観。もはやどこが建物なのかが分からないほど、緑に覆いつくされている。 すてきなテラス席を通り、中に入ると、色褪せた壁や天井、日本語と韓国語の手書きのメニュー札、いい意味で統一性のない調度品……こりゃもう日本の大衆酒場だ。 『チヂミ』は凄いサイズ！モッチモッチの生地に、ニラとニンジンのシャキリ食感がたまらん。こんなにデカいというのに、何切れでもイケる。 続いて『カムジャタン』。溶岩色のスープに、岩みたいな巨骨と、ジャガイモ丸ごとが二つドカリと沈んでいる。肉は強烈に柔らかで滋味深いが……スープだ、このスープがとにかくウマいのだ。豚骨スープのようなミルキィさで、よりコッテリとコクも強く、だからといって飲みづらいことは一切ない。日本では味わったことはない、本当に独特なスープだった。白飯にかけて食べたら、うんめぇだろうなぁ。 （新型コロナウイルス感染拡大により、酒類の販売を一時的に中止していたり、営業時間・定休日などが記載と異なる場合があります。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/48650