町中華か……いや、どことなく大衆酒場や小割烹的な雰囲気もある。 こんな不思議な小上がりは初めて見た。このフリーダムな雰囲気、これは町中華でも大衆酒場でも小割烹でもない、〝人んち〟だ。 まずは文字通り看板メニューの餃子を頂く。女将さんの小さな手に合う小ぶりサイズ。 カリリとした皮の中には、丹念に捏ねられた餡が肉々しく、ニラとニンニクがたっぷり効いる。 『肉野菜炒め』豚肉、キャベツ、長ネギだけのシンプル炒め。 『ジャージャー麵』手際よく最後に出されたのは、辛味がプヮンと感じる香りが堪らないジャージャー麵。このボリュームで、なんとたったの400円だから驚きだ。 （2021年4月の緊急事態宣言以前に取材したものです。現在の営業状況は各店にお問い合わせください。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/42684