この食堂を知らない人は”エセ土崎人”と言っても過言ではないほど有名な食堂。中へ入るとテーブル席が大小6つ程で、騒がしくない程度に物が並ぶ。奥には客席スペースよりはるかに大きい厨房があり、例えるなら小中学校の給食室のようだ。 “給食室”から”給食のおばさん”が注文を聞きに来る。パッと目に付いたものが「冷やし中華」であった。給食の冷やし中華って旨かったなぁと思い出し、思わず注文した。給食のデザートには名物という「そばだんご」を。そしてパック牛乳の代わりは中瓶ビールを頼んだ。 冷やし中華は、完全に昔食べた給食の味。良い意味で”チープ”であり本当に子供のころに戻ったかのような錯覚を覚える食べ味である。 そばだんごも甘さ控えめで蕎麦の風味も悪くなかった。 （新型コロナウイルス感染拡大により、酒類の販売を一時的に中止していたり、営業時間・定休日などが記載と異なる場合があります。） [著者]味論 saka-navi.com/archives/1330