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改造紙幣1円札 - トップ画像

改造紙幣1円札

店舗情報

東京都北区王子1-6-1 お札と切手の博物館ルート検索
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「日本近代紙幣の父」とも呼ばれるエドアルド・キヨッソーネは,イタリア生まれの版画家・画家です。来日したのは1875年(明治8)年,政府の大蔵省紙幣寮の招きによるものでした。 当時,政府は「明治通宝」という政府紙幣の印刷をドイツの印刷会社に依頼していましたが,経費と安全性を考慮し紙幣の国産化を目指していました。キヨッソーネは,そのための印刷技術の指導者として招かれたのです。 キヨッソーネの家系は代々製版・印刷業を営んでいて,彼自身もパリ万国博覧会に出品した銅版画が銀賞を受賞するなど,優れた銅版画の彫刻技術を持っていました。また,ドイツで「明治通宝」の製造にも関わった経験がありました。 来日後は,紙幣寮(のち紙幣局)で紙幣や切手などの原版彫刻を担当するとともに後進の育成にも力を尽くし,本格的な印刷技術を日本に根付かせました。キヨッソーネが版をつくった郵便切手や印紙,証券などは500点を超えるといわれます。 彼が当時最高の技術を駆使して制作した改造紙幣は,1881(明治14)年に発行され1899(明治32)年まで使用されています。彼が制作した西郷隆盛や明治天皇の肖像版画も広く知られています。

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