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オランダに生まれたグイド・フルベッキは,アメリカのプロテスタント(オランダ改革派教会)宣教師として布教を目的に,1859(安政6)年来日しました。長崎で布教のかたわら,幕府が設立した済美館(さいびかん)と佐賀藩が設けた致遠館で英語や政治・経済などを教えましたが,その門下生には大隈重信や副島種臣,伊藤博文らがいます。 明治維新後は政府の要請を受けて上京し,開成学校(のち大学南校,東京大学の前身の一つ)の設立に協力,また政府顧問として政府使節団の米欧派遣(岩倉使節団)や近代的学校制度の樹立などを進言するなど,政府の進める近代化政策に大きく寄与しました。その後は,東京一致神学校(明治学院の前身)や学習院の講師を経て,1886(明治19)年の明治学院創設に理事として関わり,それからも明治学院の神学部教授や理事会議長などを歴任しています。 明治学院記念館2階の歴史資料館(月・金曜日の9:00~16:00開館)でフルベッキについて紹介されています。

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