東京瓦斯創業記念碑
店舗情報
歴史散歩マイスター
2021/12/14
日本のガス事業は,横浜の豪商・高島嘉右衛門が設立した横浜瓦斯会社によって1872(明治5)年,現在の横浜馬車道通りにガス灯がともされたことから始まります。東京ではその翌年,官営の帝都瓦斯事業として瓦斯製造所が芝の浜崎町に設立され,1874(明治7)年には銀座通りにガス灯がともされました。 この事業には,横浜でのガス事業で資材の調達などに尽力したフランス人技師アンリ・プレグランが招かれ,協力しています。東京のガス事業は,その後,東京府瓦斯局による経営を経て1885(明治18)年に渋沢栄一らが創立した東京瓦斯会社(現在の東京ガス株式会社)に引き継がれていきました。 碑は,東京ガスが創業50周年を迎えた1935(昭和10)に東京ガス本社の構内に建てたものですが,JR浜松町駅に近いその場所は,初めて瓦斯製造所が設けられたところでもあります。
1
0