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稲荷塚古墳 - トップ画像

稲荷塚古墳

東京都指定史跡

店舗情報

東京都多摩市百草11140-1ルート検索
稲荷塚古墳 - マップ画像
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稲荷塚古墳

東京都指定史跡

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多摩丘陵の北辺,大栗川右岸の台地上にある稲荷塚古墳は,7世紀前半の築造と推定されています。墳丘のかたちは全国的にも例が少ない八角形で,近畿地方では大王(天皇)一族の墳墓だけに見られますが,築造された時期としてはこの古墳の方が早いと考えられています。 稲荷塚古墳は,八角形の対角線の全長が34m,2段に築造され,かつては幅2mの周濠をもっていました。凝灰岩の切石を積みあげた横穴式石室は,墓室への通路にあたる羨道(せんどう)と前室,遺体を安置する玄室からなる複室構造で,とくに前室・玄室はそれぞれが曲線を描いて膨らんだかたちをしています。 この胴張りの複室構造や設計の基準尺として朝鮮半島から伝えられた高麗尺(こまじゃく)が使われたと推定されていることなどから,稲荷塚古墳は渡来人の技術を用いてつくられたものと考えられています。 現在は,墳丘を削って稲荷神社が建てられているので,高さはもとの半分ほどになっています。石室は埋め戻されていて見ることができませんが,パルテノン多摩(多摩市落合2-35)2階の歴史ミュージアムに復元模型が展示されています。

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東京都の指定跡地稲荷塚古墳。多摩市にこんなところがあったなんてあまり気づかないですが、歴史が伝わる建物です。

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