「狩野英孝のクセうまラーメン」で紹介されました。 こんなラーメン見たことも食べたこともない！というおこげ風ラーメン。 tsurugi-men.com

(2018/09/18訪問時の感想) 劔(高田馬場)目玉焼麺★★★★☆ 茹でた麺を焼いてからスープに浸す独創的なラーメン。話題を聞いて機会を伺っていたが、ようやく体験できた。12:30ごろ、客待ち4名。 スープはクセの無い豚骨醤油、マイルドでクリーミー、脂はキツく無く獣臭も穏やか。この初期状態から、麺の焦げで風味が増し、着丼前に摺ったミニスリコギの鰹節で魚介豚骨に変わるという、多段的味変のシステムも独特。しかし個人的には初期状態のスープが一番好きかな。本当に美味しかった。 麺に焼きが入る分、着丼は遅い訳だが、その間をスリコギで持たすのは良いアイディア。立ち上る香りで期待が高まる。ただし、投入後にクリーミーだったスープがザラつくのが僕にはちょっと残念だった。 麺を焼くのも抜群に良いアイディア。モチモチの太麺の塊の片面だけをカリカリに焼き上げ、メイラード反応がいい仕事してるし、焦がしていない所との食感のバリエーションは、想像していた以上に楽しめる。他が真似しないのが不思議な程の美味さだが、麺に独自の配合が必要かつ焼き加減も難しいのだろう。調理時間が延びることも、回転率の低下を招くか。 目玉焼きもラーメンの具としては初体験。しかし味はというと、正直、味玉に軍配を上げざるを得ないかな。面白いけどね。 まあ多少の難はあれど、総じて美味しく楽しいラーメンだった。一度は食べたい、誰かに食べさせたいラーメンでした。また来ます。